ども単身赴任ドリーマーの月光です。
『英語はぜったい逆から読むな!』(著:Jaybee Choi)を読了しました。
『英語はぜったい逆から読むな!』(著:Jaybee Choi)はざっくり言うと以下について書かれた書籍です。
要するにどんな本?
- 英語の単純法則とは「主語に近いものから並べる」ってこと。
- 日本人の英文解釈のやり方「文の後ろから読む」を全否定して並んでいる順番に理解しようぜって本。
- 著者が考案した「アローイングリッシュ」を解説した本です。
アローイングリッシュとは何ぞや!?
この本の著者Jaybee Choi氏は韓国生まれでサムスン物産など超一流企業の元海外営業マンにしてアローイングリッシュ学習法の創始者という経歴の持ち主です。
韓国では「英語教育を根底から覆す方法論」としてこのアローイングリッシュが大きな話題を呼んだそうです。
ではアローイングリッシュとは何ぞや!?って話ですが、具体的には以下の方法のことを言います。
例文)Mary took a shower before going out.
この英文をどうやって訳しますか?
恐らく標準的な英語レベルを持つ日本人なら以下の様に訳すはずです。
従来の英文解釈
外出する前にメアリーはシャワーを浴びた。
どうでしょう。この時before going out「外出する前に」と先に後ろから訳しますよね。
恐らく日本の英語教育では普通このように訳すように学校で教わるはずです。
でも、これだと英文全部を聞いて後からまとめて頭の中で日本語訳しないといけないですよね。
ネイティブはそんな解釈しているのか。否!そんなことはしていません。
当然ですが耳に入ってきた順番に理解する訳ですよね。
ではあるべき順番で訳すとどうなるのでしょうか?
以下の様になります。
アローイングリッシュによる英文解釈
メアリー⇒取った⇒一つのシャワー⇒後にあるのは⇒行く⇒外
違いが分かりますか?語順のまま解釈していますね、これがネイティブの解釈です。そしてこのように英文解釈する方法をアローイングリッシュという方法なんだそうです。
そして最も重要な気付きが以下です。
主語に近いものから並べる
上の例だと主語であるMaryが取った(took)、一つのシャワー(a shower)なので手で取った動作の対象がシャワーです。
その後に後にあるのは(before)、行く(going)、外(out)と動作の結果が最後に来ています。
英文は主語を中心にして近いものから並んでるという発見を著者は繰り返し述べています。
主語から見て遠くにある物や動作が矢印に沿って繋がっていく様からアローイングリッシュと名付けられたんだね!
特に前置詞の訳し方がかなり変わります。
A before B はBの前のA と今まで訳して来ましたが、Aの後にB と訳さないと英会話の時は困ります。
こんな人に読んで欲しい
目から鱗の書籍でした。詳しくは実際に読んで欲しいですが、特にお勧めしたいのは以下の方々です。
こんな方におすすめ
- 10年以上英語を勉強したけど全く英会話や英文解釈が出来ない方
- これから自分の子供が英語を勉強するんだけど自分と同じ道を歩ませたくない方
- アローイングリッシュで自分の英語力に革命を起こしたい方
読んでよかったです。お勧めします。