単身赴任の身を生かして英会話を身に付けようって考えたけどどうしたらいいか分かりません。
そんなとき本屋をプラプラしていたら英語ジャンルの書棚に一際異彩を放つ本を見つけました。
それが『英語日記BOY』(著:新井リオ)です。
本の帯には「5万部突破!!」とかオリラジのあっちゃんが「大絶賛!これはどう考えても最強の英語独学だ!」とか威勢のいいことを書いていました。
気になって立ち読みする単身赴任のおっさん。。
・・・すごい、こんな方法があるとは!全くをもって究極の英語独学だということを理解した私は速攻で購入し読みはじめました。
以下『英語日記BOY』(著:新井リオ)とは何のか、そして何が究極の英語独学なのか簡単に書評レビューしちゃいます。
Contents
『英語日記BOY』が提唱する英語学習法とは?
まずネタバレに近いですけど、英語日記BOYで提唱されている英語日記の書き方を箇条書きで示します。
結論:『英語日記BOY』が提唱する英語日記の書き方
英語日記BOYの作者新井リオ氏が思いつき、実践し、英会話出来るようになった究極の英語独学法である英語日記とは何なのか?
簡単に言うと以下の様に英語で日記を付けることです。
step
1日本語日記を書く
2~3行くらいの日記を日本語で書いてみる。
step
2要約文を作る
要約して一文にしてみる。
step
3自力で英語にする
まさに自力で英作文してみる。
step
4添削してもらう
オンライン英会話で添削してもらう。ここが重要。
step
5スマホひとりごと
スマホの音声入力アプリで発音認識テストしまくる。
全部で60分、最低限これを毎日続ける。皆さんは継続出来るだろうか?
単身赴任の私には出来る!だって時間にゆとりがあるから!(笑)
作者 新井リオとはどんな人?
新井リオ氏はお金の無かった大学生の頃に、お金の掛かる語学留学に疑問を感じこの英語日記を思いついた人です。
英語日記を書き続けて3年後にカナダに渡り、プロのデザイナーになります。
そして「英語日記を使った勉強法」のブログが「英語 独学」Google検索1位を獲得し累計300万PVを獲得するなどまさに英語日記のカリスマになります。
本の中で、”英語が話せるとはすぐに言えるオリジナル英語フレーズの引き出しが多いこと”、だと新井リオ氏は断言します。
また、①日頃、自分の身に起こること②日頃、考えていることを英語で言えるようになることが重要と述べています。
つまりそれって「日記」だよねってことで「日記」で英語を勉強するようになったそうです。
言われてみれば確かにその通り。なんだか楽しそうだな、って感じました。
各章別のハイライト、ぐっときたセンテンス
英語日記BOYは三つの章から構成されています。
考え方篇、勉強篇、そして実践篇です。
特に第二章勉強篇に英語日記BOYのエッセンスが詰まっているように感じました。
各章で私がぐっときたセンテンスについてレビューしますね。
考え方篇
この章で二つの問題提起がなされます。
ポイント
- 英語学習にお金は必要か?
- 英語が話せるとはどういう状態か?
英語学習にお金は必要か?と問われると、英会話スクールや英語塾、英語教材など大金が掛かるイメージがありますよね。
新井リオ氏はそもそも学生時代お金が無かったこともあって、そもそも英語学習にお金が必要なのか?という壁にぶち当たる訳です。
結果として英語学習にお金は必要ないことを英語日記で証明してくれています。
まずここが素晴らしいですね。
多くの人がお金の問題で躓いているなかで「お金を掛けなくても英語は出来るようになるよ」と言われると気持ちが楽になります。
次に英語が話せるとはどういう状態か?という投げかけです。
頭に浮かんだことを英語に変換する能力だと、私は考えていました。
新井リオ氏は「いま言いたいオリジナル英語フレーズが瞬時に出てくること」だ、と断言します。
私の回答惜しいですね!
この”オリジナル英語フレーズ”という点と”瞬時に”という点がより具体的で分かりやすいです。
新井リオ氏はPEN'sというロックバンドもやっていて、カナダでライブイベントをやることになったそうです。
その際に「音楽」「海外」「デザイン」という自分の夢が同時に叶う瞬間をどうやったら満足に乗り越えられるかを考えたそうです。
そこで出会ったのがまずオンライン英会話です。
何よりも安い。そしてマンツーマンで25分間徹底的に英語教育が受けられる。
こんな贅沢なサービスは無い、と新井リオ氏は言っています。
ただそれだけなら「単にオンライン英会話の本」ですよね。
新井リオ氏はオンライン英会話も含めた「英語タイム制度」なる時間を自らに課します。
それは、毎日最低3時間、使う言語をすべて英語にする、時間だそうです。
以下が「英語タイム制度」の概要です。
ポイント
- オンライン英会話
- 英語ひとりごと
また「見るもの」「聞くもの」もすべて英語にしたそうです。
具体的には以下4点になります。
ポイント
- 英語ニュース ⇒ニュースアプリを英語で読む
- 英語Twitter ⇒リスト機能で英語話者のアカウントリストを作る
- 英語ラジオ ⇒耳に英語が入ってくる環境を作る
- 英語版漫画 ⇒知っている漫画を英語で読む。Kindleでも読める。
単語帳にも独自の工夫をしています。
それが「LINEデジタル単語帳」の作成です。
具体的には以下の手順でLINEアプリに自分専用の単語帳を作ります。
ポイント
- LINEに二つの自分専用グループを作る ⇒①Phrase Stock ②フレーズの種と命名します。
- 「コレ英語でなんて言うんだろう」をメモする。 ⇒②フレーズの種の方にメモします。
- インターネットで調べまくる。 ⇒ネイティブ視点のサイト(例DMMなんてuKnow?)で調べる。
- オリジナル例文を作る。 ⇒実際に自分が言いたかった文章がベスト。
- 絵文字付でまとめる。 ⇒絵文字で視覚的に分かりやすくして清書した文章を①Phrase Stockへ投稿する。
新井リオ氏曰く、絶対に使いこなせる一文を積み重ねることが大事、だそうだ。
オンライン英会話はわずかにお金が掛かるが留学やオフラインの英会話スクールに比べたらたかだか6000円以下だ。
はっきり言ってコスパよすぎですよね。
勉強篇
勉強篇で気に入ったセンテンスを紹介します。
英語日記の英語の量の理想は「10秒以内に言い終わる一文」である。
なぜ量が多いとダメなのか?それは瞬時に言えないから、という理由だが納得です。
出来るだけコンパクトで且つ自分の言葉で瞬時に話せる英語を確実に積み上げていきたいですね。
では英文を作るにはどうしたらよいか?
『例文ピンポイント入れ替え』と『Twitter検索』という方法を提唱しています。
『例文ピンポイント入れ替え』はネットで調べた例文の一部を入れ替えて自分の英文に変換する方法です。
そして『Twitter検索』とは調べたい単語をツィートしている英語話者の英文をパクって自分の言葉に替える方法です。
ネットで検索⇒英語のキーワードをTwitter検索⇒英語話者の英文をパクる⇒自分の言葉に替える のまさに連続技です。
インターネットを駆使したいまどきの方法と言えますね。
こうやってオリジナル例文を作ったら次はどうするのかというと、ここでまたオンライン英会話の登場です。
なんとオンライン英会話のレッスンでオリジナル例文を添削してもらうというのです。
なんとも破天荒なやり方ですね。
オフラインだったら自然な質問に聞こえますがオンライン英会話で質問するのは勇気が要ります。
例えば以下の様に質問すると大抵のやさしい講師なら添削してくれるそうですよ。
Before we start the lesson, I have something to ask you. I keep a diary in English. Could you check and correct my entry for today?
(レッスンに入る前に、ひとついいですか。僕は英語で日記を書いているのですが、今日の内容を添削してもらうことは出来ますか?)
オンライン英会話には色々な教材がありますが、新井リオ氏のおすすめは「フリートーク」と「ニュース教材」だそうです。
フリートークは「海外で初対面の人と会ったときの会話に限りなく近い」からおすすめなのだそうです。
まさに実践練習ですね。
ニュース教材は自分の興味ある分野のニュースを選ぶといいそうです。なぜなら未来の海外生活で実際に話題に上がる可能性が高いからだそうです。
常に海外生活をするイメージをもって練習に挑む姿勢に感銘を受けました。
ちなみにおすすめ英会話としてレアジョブ英会話やNativeCampが紹介されていました。
詳しく知りたい方は以下の記事もどうぞ。
-
参考ネイティブキャンプのオンラインレッスン体験レビューとおすすめ
続きを見る
-
参考レアジョブ英会話無料体験を単身赴任のおっさんがレビューしてみた
続きを見る
実践篇
最後に「実践篇」です。ここで私がぐっときたセンテンスは以下の二点です。
- 英語は、なにかと掛け算して「使う」ことで初めて、その魅力が生きる
- あなたは英語を使って、何がしたいだろうか?
英会話をやっていると英会話をすることやTOEICで高得点を取ることが目的になってしまいがちだが、もっとも重要なのは「英語を使って何がしたいか」だよねってことです。
英語に何かを掛けることで自身の魅力を一気に上げることが出来る、と新井リオ氏は言っています。
新井リオ氏自身も英語×デザイナー、だったり英語×ミュージシャンだったりする訳です。
オンリーワン人材になるために英語を覚えることだけを目的にするのではなく、海外で活躍する何らかのプロフェッショナルになるために英語独学を続けたいものですね。
英語と掛け合わせると一気に少数派のスペシャリストに近づけます。
英語×日本人×ブロガーとか英語×技術者×管理職とか英語×単身赴任×インターネットとか、無限のバリエーションがあります。
みなさんもこの『英語日記BOY』を読んで是非実践してみてください。
きっとオンリーワン人材になることが出来ますよ!
まとめ
再度まとめると英語日記BOYは以下のフローで英語学習するシステムです。
step
1日本語日記を書く
2~3行くらいの日記を日本語で書いてみる。
step
2要約文を作る
要約して一文にしてみる。
step
3自力で英語にする
まさに自力で英作文してみる。
step
4添削してもらう
オンライン英会話で添削してもらう。ここが重要。
step
5スマホひとりごと
スマホの音声入力アプリで発音認識テストしまくる。
ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。