お子さんをお持ちの親なら誰でも「勉強しろ!」と言ってしまったことがあると思います。
かく言う私も小学生の娘に「毎日決まった時間に決まった量勉強やりなさい」と実際に言ってきました。
でも、中々やらないんですよね。机には向かうけど机でお絵かきしてたり、練り消しで遊んでいたり、漫画読んでたり。
だんだんイライラが募ってくると「いいかげんに勉強しろ!」と怒鳴ってしまいます。
娘も渋々勉強を始める、、こんなことが繰り返されていました。
娘が自発的に勉強する方法は無いものだろうか?と悩んでいたとき一冊の本に出会いました。
それが今回紹介する「勉強しない子には「1冊の手帳」を与えよう!」(著:石田勝紀)です。
本書概要とおすすめポイント紹介
本書は子供が自発的に勉強しなくて困っているという方におすすめです。おすすめのポイントを紹介します。
本書で紹介されているメソッドはいたってシンプルです。
それは『子供に手帳を与えて自己管理を身に付けること』です。
もっと具体的に言うと勉強やお手伝いなど毎日やった方がよいアクションを実行したらポイントを付与し、それを手帳に記録させる、というものです。
例えば勉強やったら5ポイント与え、手帳に記録する。これを毎日繰り返し、月末に1ポイント10円に換算してお小遣いにする。たったのこれだけです。
これだけで子供が率先して勉強するようになるなら楽でいいですよね。
実際読書して気になった場所をいくつかハイライトで紹介いたします。
私のハイライトとコメント
子どもが勉強しない理由はいろいろと考えられますが、代表的な理由を1つあげましょう。それは、子どもに対して親が『勉強しなさい!』と言ってしまうことなのです。
1つ目は、「勉強しなさい」という言葉を、「やるべきことをやりなさい」と言い換える ことです。
「子ども手帳」では原則的に、 行動(やるべきこと)が1つ終わればポイントが入ってくる ようにします。つまり、「プロセス」に着目するのです。
ポイント制にして、自分ががんばった分だけ、ゲームみたいにポイントがもらえる、 それが自分へのごほうびになるということを説明したら、やる気が出たようです。・・・(中略)・・・なぜ子どもは、ゲームは楽しそうなのに、勉強はつらそうにするのでしょうか。それは、勉強をつまらないやり方でやっているからです。
「なぜこれはできなかったの!」という言葉は絶対に避けてください。それよりも、「できた部分をほめていく」方が、子どもはさらにやる気を出しますので。
「親子関係がよくなった」といううれしい言葉がありました。そして、最も重要なことの1つである、「自分で」やるという自主性も出てきたとのことです。
ステップ1 お子さんと文房具屋さんへ行き、お気に入りの手帳を買ってくる ステップ2 これから1週間分の予定を自分で書かせる ステップ3 日々終わった事柄は赤で消す(やれなかったことは消さない) ステップ4 毎週末、消し込んだ分だけポイント精算する。
オプション1 ボーナスポイントを設定する オプション2 家族の約束ごとを決める オプション3 やるべき時間を設定する オプション4 ポイントを交換する
モノとの交換はNG! ポイントを賞品と交換するのはやめた方がいいでしょう。 これをやって失敗した人は実はたくさんいらっしゃいます。 なぜ失敗することが多いのかというと、欲しい賞品を手に入れた段階で、モティベーションが終了するからです。
経験上、学力を向上させる方法には大きく3つあります。1つめは「心を高めること」、2つめは「生活習慣を正すこと」、最後は「考える学習を行うこと」です。・・・(中略)・・・「ウソをついたり、ごまかしたりすると、ポイントはすべてゼロになる」
今日からはじめるワークライフバランス
本書を読んでたくさんの気付きを得ました。今日から実践すべきと考えることは以下です。
- 「勉強しなさい!」を「やるべきことをやりなさい!」に変える。
- 子供に好きなデザインの手帳を与える。
- 何をやったら何ポイントになるか、そして1ポイント何円に換算するか子供と(あと妻と)決める。
- 月末お小遣いを上げるとき「よく頑張ったな!」とプロセスを褒める。
まずは実践あるのみですね!是非本書を読んで子供に手帳を買ってあげて下さい。
ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。