今回はアグネス・チャンの本を紹介します。
タイトルは「未知に勝つ子育て~AI時代への準備~」です。
アグネス・チャンってやっぱり歌手・タレントのイメージが強かったのですが本書を読んで驚きました。
アグネス・チャンって三人の息子を母校スタンフォード大へ送り出し、注目を集める教育学博士なんだそうです。
息子三人ともスタンフォード大学ってどんだけ再現性いいんだよ!って正直ビビりました。
でも単なる息子自慢な本だったらつまらないですよね。
実際に読んでみた感想を書いてみましたのでご紹介します。
本書概要とおすすめポイント紹介
この本は子供の真の幸せを望む全ての親にお薦めです。
単に子供を偏差値の高い大学に行かせることだけが幸せと考えている親には尚更お薦めです。
アグネス・チャンは「限りあるお金、時間、労力、どこにかけるか迷ったら、それは子どもが楽しいこと、没頭できるものにかけるべきだと思います」と言い切ります。
それはわかっているけど、気付くと「宿題やりなさい!テストの勉強ちゃんとやったの!なんでこんな簡単なことがわからないの!」と叱責しながら楽しくないことを強制的にやらせてしまうことが多々あります。罪悪感しかないですね。
勉強や習い事を楽しんでやってくれたら一番うれしいのはどの親も一緒だと思います。
どうやったらそういう子供を育てることが出来るのでしょうか?
本書にはそのヒントが明記されています。
実際に読んで気になった一文をハイライトして抜き出しました。
私のハイライトとコメント
前向きになるには二つの条件があります。 まずは、自分が今の人生に納得すること。人生には困難な時もあるということに納得して、何とかしていくこと。現実に対して前向きに対処するということです。 もう一つは、不安にならないこと。何が不安を解消するのかと言えば、それは「知識」です。
子どもに学ぶ意欲がないのは、チャレンジ的なものがない、単調な生活をさせている、親の責任だと考えてください。 いかに退屈ではない、何が起きるかわからないような毎日を作っていくかを考えましょう。
お風呂から上がって、次男におっぱいをあげていた時、彼が突然言い出したんです。 「ママ、いい家族ってのはね、思い出した時にね、この辺(胸のあたりに手をやり)が熱くなるものだよ」
子どもを幸せにしたいなら、絶対に子どもたちに贈るべき最高のプレゼントがあります。 それは、「自己肯定感」です。児童心理学、教育学を学ぶ上でも、これは最重要のキーワードです。・・・(中略)・・・自己肯定感は、幼少期に親との関係によって育まれます。 親から日夜注がれる「あなたは価値ある人間です」「ありのままで宝です」という無条件の愛情の表現によって、自己肯定感の堅固な土台が作られるのです。
本は、読みっぱなしだと自分の知識になりません。子どもたちが自分で本を読むようになったら、自分が読んだ本について、それをまだ読んだことのない人に話す機会を積極的に作りましょう。
子どもに勉強を教えている時、親が子どもに「どうしてわからないの?」と言うのは絶対にダメです。即刻、やめてください。
これからは「オタク」にチャンス到来です。もし、そんな突出した個性を持つ子どもを育てているなら、それはギフトです。世間の基準に我が子を合わせるより、その子のスペシャルな部分を伸ばすほうに 舵 を切っていきましょう。
英語ができるかより前に、外国人に日本のことについて語れるものがあるかどうかが問題です。自国の文化に興味を持っていない人間は魅力的ではありません。
ネットからニュースを得ることには、大きな落とし穴があります。それは、無意識に、読みたいものだけ、聴きたいものだけを選んでしまうからです。
子どもは、自分の夢を奪うものではなくて、変化させるものです。 夢は変わります。私は、子どもを産んでから、しばらくはコンサートツアーに行かなくなりました。働き方を変えました。
今日からはじめるワークライフバランス
アグネス・チャンの本初めて読みましたが単なる息子自慢の本ではありませんでした。立派な啓発書です。
今回得た知見を元に今日から始めたい私のワークライフバランスは以下です。
- 前向き思考で育てる。今の自分の人生に納得すること、知識を得て不安を解消することの二点が重要。
- 自己肯定感を意識する。否定的な表現を使わず今の自分を肯定してあげることで自発的な子に育つ。
- 身に付けた知識は積極的にアウトプットさせ脳に焼き付ける。
- 子供の好きなことをやらせてあげるように意識する。オタクになるなら尚良し。
ここまで読んで頂き誠にありがとうございました。